「あなたの入力した文章を解析して、その文体の特徴を診断します。」
こんな説明がされているサイトがあります。
知ったきっかけは、ギャクバリさんの 記事でした。
minimalist-gyakubari.hatenablog.com
早速訪れて「 面白そう」と思って遊んでみましたが「どこまで参考になるのかな?」という疑問もあって、記事にはせずにいました。ところが、よく言及させてもらっているLSSさんもさっそく遊んでたことを知ったのです。
コレハ アソブシカ ナイノデハ ナイダロウカ?
こういう遊び、「好きか嫌いかで言うとありがとう。」です。
そう、ますはこれから診断してみようと思い立ちました。
- 「好きか嫌いかで言うとありがとう。」
- tn31.「へ」の字掃討作戦
- 深まる秋にブラックコーヒーの甘味を楽しむ
- 石入り焼きそば
- tn10.「人間は考える葦である」(パスカル)を考える
- 終わりに
- <余談 続きの記事は別の機会に>
「好きか嫌いかで言うとありがとう。」
やってみた結果…
コレハ ドウ ウケトメタラ イイノダロウ?
この際、一致指数のベスト3とワースト3の先生方がどうかという判断は私にはできませんが、文章評価が…
まあ、「 A:とても個性的」はわかる気もします。
でも、「A:とても読みやすい」のに「 E:文章が硬い」「 E:表現力不足」な文章とは? このAとEの落差に悩んでしまいました。
気になって、得点詳細をみてみると…
特殊語出現率の偏差値が 112?! 100越えの偏差値?
あ。そう言えば、この記事にはイラストが挿入してあるし、◆や◇などの記号も使っているし、「※ この記事は下の企画に参加しています。」の一文とリンク
もありました。それらを除くと違う結果になるかな?と再診断。
「好きか嫌いかで言うとありがとう。」再診断
結果がこれです。
一致指数ベスト3では、小林多喜二先生が2位に浮上。
一致指数ワースト3では、新たに 吉田茂先生が3位に入りました
文章評価では、文章の硬さがD判定に。ただしコメント内容は変わらず。
で、得点詳細がこれ。
特殊語出現率の偏差値は少し下がったものの、101で100超えのまま。
思ったほどの変化はありません。
結論。細かい突込みは無用。ざっくりあれこれ診断した方がよさそうです。
私のブログ記事で物語風、随筆風になっているものを選んで診断してみました。
tn31.「へ」の字掃討作戦
こちらは「第一期ゲリラブ隊志願者募集(~9/11)」の応募作品。
自分の体験談に少し脚色をしたお話風記事です。
結果を一気に発表します。
一致指数ベスト3の阿刀田高先生、太宰治先生はわかる気もしますが、松たか子先生は予想外。ワースト3は「好きか嫌いかで言うとありがとう。」(2)再診断と同じ3人でした。
文章評価がA、B、A、Bは、かなり高評価かも。
深まる秋にブラックコーヒーの甘味を楽しむ
診断結果を一挙に。
ここでワースト3位は変わりません。ベストに小林多喜二先生が再びランクイン。浅田次郎先生も松たか子先生も著書に馴染みがないので何とも言えないです。
文章評価がB、A、A、Aと安定感があるのが嬉しいです。というか、Aが三つってほんとに?という感じもします。
石入り焼きそば
ここでも診断結果を一挙に。
ワースト3はまたもや同じ。私とかなり相性が悪いのでしょうか。
ベスト3に「新見南吉」と「太宰治」がランクインしたのは、私が思ったイメージと重なっていて納得というか、むしろ嬉しいです。
文章評価がA、C、C、Aとなっています。「硬さ」が「やや柔らかい」のは「新見南吉」風なら、納得でもあります。
tn10.「人間は考える葦である」(パスカル)を考える
少し古い記事もやってみました。
なんと、ここでもワースト3が同一です。そこまで嫌わなくても…と思うほど。
ベスト3には新しく海野十三先生が登場しました。
文章評価がC、A、C、Cとなっています。「文章の読みやすさ」が「 C」で「 適切」となっていますが、「可」くらいじゃないかな?と思いました。
終わりに
文体診断ロゴーンでは、「それなりに楽しんで」もらうことと、「名作に触れる機会が増えれば」という思いで、64名の著者から各1作品を選び、試験的な判断が出される仕組みにして2010年に公開されたようです。(詳しくは、こちら「このサイトについて」)
診断の仕組みについても記述していることで、サイトへの好感度が上がり、別の興味もわきました。もし64作品のデータではなく、国立図書館にある書籍全部をカバーするほどのビッグデータをもとに診断していたら、どんな風になるんだろう?
もちろん、単にデータ数を増やすだけで正確な診断ができるとは思えません。分類や統合などを繰り返して有効な診断ができるのでしょうが、その辺は抜きにしても、いろいろ想像が膨らんでしまいました。
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<余談 続きの記事は別の機会に>
実は、この記事を書き始めたのは12月14日。下書きがまとまらずにそのままになることが多い私ですが、今回の記事はあまり日が開くと公開のタイミングを逸してしまいそうで、先にロゴーン診断結果のみを公開することにしました。
上の「 tn10.「人間は考える葦である」(パスカル)を考える」で紹介した記事には
もし、人間が考えることを放棄してしまったなら、AIは人間を葦として扱ってしまうのではないかーー?そんな疑問も頭をよぎるのです。
という文章があります。そこで、最近のAIについて思うことも書こうとしたところ、あまりにいろんな方向に考えが広がってしまい、まとまらなくなりました。でも、記事にしたい思いはあるので、別の機会に記事として書くことにします。
いつになるかは不明ですが、興味ある方は楽しみにお待ちください。