高校の授業
先日、高校時代の現代国語の教科書を実家の倉庫で見つけたことを記事にしました。 それ以降、気が向いたときに、気になったところを読んでいます。不思議なもので、教科書の実物を手にすると思い出すこともたくさんあります。すっかり忘れていた授業の様子が…
先日、実家の倉庫の整理をしていた時に、高校時代に使っていた現代国語の教科書(1~3年の3冊)が見つかりました。もう40年前の物です。 幾らかの教科書は残していた記憶もあったので、素直に見つかってよかったとは思うのですが、既に現代国語の授業内容…
暑 の一文字を見て、どの程度暑さを感じられるだろう。日本にはこの「暑」にもう一字加えた言葉がたくさんある。ちなみに1年を二十四に分けた節気の中には、「小暑」「大暑」「処暑」の三つ。対して「寒」は「小寒」「大寒」の二つ。これを持って、南北に長…
2023年度大学入学共通テスト 1月14日・15日(土・日)に実施。 今年は、コロナ感染第8波の収束が見えない中で行動規制は特になく、新型コロナに関する“救済措置”の話もあまり聞きませんでした。受験生やその家族にとって、コロナ感染対策はより厳しいものに…
ウルトラマンは突然に現れる。クラスのみんなは、どう反応したらいいかと戸惑うだろう。しかし、私はたじろぐことなくウルトラマンを冷静に、そして熱く語るのだ。その機会を虎視眈々と待っていた。1983年4月のことである。 ウルトラマンは突然に 自己紹介の…
<8枚の金貨>問題 金貨が8枚あります。その内1枚がニセ物で本物よりわずかに軽いです。 天秤ばかりを2回だけ使ってニセ物を見つけてください。 天秤ばかりをどう使えばいいでしょう。 8枚の金貨パズル 教育実習中の先生の授業で、時間が余った時に出し…
『津軽』(太宰治)を一言で説明するなら、「愛と憎しみの汽水域」だと思うことにしました。愛と憎しみが静かに混ざり合った話に思えたからです。 『津軽』全編を読む 『津軽』は、序章と本編の一~五章からなる小説です。40年も前、高1の国語の教科書に、…
2022年度大学入学共通テスト 2022年は1月15・16日に実施されました。去年に引き続きコロナ感染拡大の上、1日目朝には東大での刺傷事件、その深夜にはトンガの火山による津波速報と、かなりの混乱や動揺があったと思われます。場所によっては降雪による影響も…
忘れるとは何だろう? そんなことを考える様になったのは、このブログのせいだ。忘れたと思っていたことが思い出せたり、逆に憶えていたつもりのことが勘違いだったり、そんなことがたびたび起きる。 忘れるとは、単なる錯覚かも知れない。それは、その記憶…
授業中に覆面算 虫食い算の記事を書いている内、高校のある授業を思い出しました。教育実習生の授業で時間が余った際、有名な覆面算「SEND MORE MONEY」を教えてくれたのです。 覆面算「SEND MORE MONEY」問題 覆面算は0~9の数字の代わりに文字を使った計…
餓死した裁判官の話 「間違った法律でも守らないといけないか。」 政治・経済の授業で、先生は難しい顔をして、法を守った末に餓死した裁判官の話をしてくれました。敗戦直後の食糧難で混乱していた時代、当時の食糧管理法に沿った配給食糧のみを食べ、栄養…
高校時代、私は文系でした。入試(共通一次試験)では数Ⅰを受けるので、数ⅡBはいわば受験対象外の科目でしたが、高2で受けることになっていました。 そんな状況だったので当初からまともに授業を受けず欠席や雑談などで時間を潰す人もいました。文系で数学…
高校の卒業式はどうだったろうと気になって、当時の映画手帳を見た。 高校時代の映画手帳 日記代わりのメモも書き込んでいる ほぼメモ書きなのだが、そう言えば…と思い出せたこともあった。一部抜粋の上、いくらか言葉を補ってここに載せることにした。 (19…
2021年1月大学入学共通テスト 2021年の大学入学共通テストが16・17日に実施されました。一番心配したのが、会場でのコロナクラスターの発生でしたが、今のところそのニュースを聞きません。感染対策は、受験生だけでなく、その家族や学校、塾、そして会場の…
高3の時のクラス担任は古文の先生でした。 古文の授業のこと 十六夜(いざよい) 蜻蛉(かげろう) 古文への興味 百人一首 古文を使ってみた それだけの話 古文の授業のこと 正直、古文は英語の次に苦手で、学習にもかなり苦労していました。でも、苦手でも…
『こころ』(夏目漱石)を一言で説明するとすれば、「鉛のような話」と答えます。心の奥底に沈む無彩色の鉛がまず連想されるからです。 『こころ』は、高校2年の現代国語(現国)で習いました。教科書に一部の抜粋とその前後のあらすじが載っていました。ま…
とにかく、さっぱりダメなのが英語の学習だった。苦手意識の始まりは中学1年の2学期まで遡る。他教科に比べて明らかにテストの点も低かった。 英語のもっともひどい記憶は高校受験。朝の微熱がどんどん上がり、午後の英語の試験では途中で数十分意識がなく…
これは、人間讃歌の言葉ととらえています。 「誰しも過ちを起こすもの。しかし、改めるなら、それは過ちではなくなる。仮に改めることなく放置された過ちでも、それに気づいて改めた時点で救われるのだから、この言葉は、失敗をしたすべての人への励ましと応…
高校の美術で、7本の直線をつかって絵を描くという内容の課題がありました。メッセージがある、何を描こうとしたのかがわかる絵という条件があったような気がします。他にもルールがあったと思いますがはっきりしません。色は付けられませんが、鉛筆でトー…
以前、高校の放送部(多分)からのアンケートのことを書きました。 その際、 1.「生まれ変われるとしたら、男と女どちらがいいですか?」 私の回答は「どちらでもいい。」その理由は「今は男だが、前世では女だったから。」そんな感じ。 2.「勉強するこ…
授業を受けていて、クラスで自分だけがわからないままにいることを経験したことはありますか?私も幾度か経験がありますが、これは高校の数学Ⅰに出てきた問題での話です。 つまずいたのは、ー(ー1^2)とー(-1)^2 の違い。 どうやら、他の人はすんなり…
この時期、中学・高校では、期末テストの答案も返り、悲喜こもごもの結果を飲み込み消化して、夏休みの計画を練っている頃でしょうか。 高校時代の定期テストには、赤点(不合格点)がありました。確か40点未満だったと思います。赤点になると、補習と再テス…
今は、「クールビズ」がじわりと普及している感じですが、高校時代には政府主導で「省エネルック」なる取り組みがありました。環境対策で冷房を抑えるための涼しい服を広めたい等、二つの取り組みには、根本のコンセプトに大きな差は無かったように思います…
剣道は、高校の授業の中で一番苦手でした。火曜日の一コマだけだったと思うのですが、授業が始まるまでは(剣道の時間にならないでくれ。)と思い、授業が始まれば(早く終わってくれ。)と思ってました。 週一回の授業で、十分な基礎が身に着くはずもないし…
教師を目指して、母校に教育実習に来た先生が何人かいました。その中の一人は、確か歴史の先生を目指していた男性。授業で何を教えてもらったのかは覚えていないのですが、授業をしていて時間が余ったらどうしたらいいかという話があったのは覚えています。 …
習ったのが「倫理社会」だったか、「政治・経済」だったか、記憶があいまいなのですが、「消費者の権利」という言葉は記憶に残っています。 「消費者の権利」 授業では、消費者の権利が、最近(1980年代前半当時のこと)になって増えたという話もありました…
当時、数学ⅡBに出てきた学習ですが、結局「微分・積分」は何をどう考えたらいいのか、よくわからないままです。 高次関数で描かれる曲線にたいして、その接線の傾き具合を導き出すのが微分、その曲線を含む線分で閉じられた面積を求めるのが積分というイメー…
社会科は、選択科目がありました。「倫理・社会」「世界史」「日本史」「政治・経済」と「地理」のBだったかな?普通科と理数科で違ってたかな。ちょっと記憶があいまい。 「旅は一人旅に限る」の話 地理の先生が、ドイツだったかを旅行した時の話をしてくれ…
国語(現代国語)の教科書に載っていた話だと思います。教科書類は、ほとんど処分してしまったので、内容を詳しく確かめることが、すぐにはできません。でも「粋な旋盤工」は、印象に残っている数少ない教材の一つです。 ジャンルとしては評論にあたるでしょ…
「赤にオレンジを加えると燃えるような赤になります。」 高校1年の始めの頃、美術の授業で先生から言われたのはこんな言葉だったと思います。同系色の組み合わせによって、似た色でも別のイメージになること、そしてどんな色をどんな言葉で表現するといいか…