tn198403s 高校時代blog

「人生に無意味な時間は無い。ただ、その時間の意味を感じることなく生きているだけである。」この言葉を確かめてみようと、徒然なるまま、私の高校時代(1984.03卒業)の意味を振り返り綴るブログです。

近況61.父の言葉足らずの説明

父の説明は言葉足らずのことが珍しくありません。

「○○○の店まで、車で乗せて行ってくれ。」

と頼まれたものの、私はその店を知りません。

「店はどこにあるの?」

と聞くと、

「道がこうあって、もう一つ道がこうあって、その交差点に信号があってその近くのここだ!」

両手の平で、縦の道に続いて横の道をゼスチャーで示し、人差し指で交差点にある信号の場所を示し、そこから少し離れた所を「ここだ!」と言いながら人差し指でちょん。

それを自信満々で言うのです。

ここだ!

以前から、冗談なのか本気なのか区別がつかない説明が多いので、不意に頭に浮かんだ「父は認知症ではないか」との疑いを頭の中で否定しながら、聞き返します。

 

「何市?」「●市。」

「バイパスを通る?旧国道?」「バイパスが早い。」

「バイパス沿い?」「だから、バイパスの信号から少し入ったところだ。」

「□□スーパーを超える?手前?」「手前。」

「■■薬局より手前?」「超える。」

およその位置はわかっても、やはり私の知らない店です。

「店の名前、もう一回言って。」「○○○。」

スマホを出して○○○を検索しますが、ヒットしません。

「○○○の店って、出てこないよ。」

「○○○は店の名前じゃない。喫茶店を出してる知人の名前だ。」

「喫茶店の名前は?」「たしか…、△△だった。」

「ああ、わかった。」

 

そんな感じ。

 

信号の 近くのここと 言われても