少し前ですが、通常使っているメールの受信BOXに、こんなのが届いきました。
私も amazon を利用しているのでアカウントを持っています。
画像がブロックされていること、私の名前が使われていないこと等で、既に十分怪しいのですが、会員として利用できなくなるのは困ります。更に、注意深く見ていくと、
「amazonプライムの会員(500円)をご請求することができませんでした」
と書いてあって、やっぱり詐欺か…と確信しました。
今、会費は600円です。(入会した当時は500円)
この手の詐欺メール、迷惑極まりないのですが、最近はより一層、本物そっくりになっているので厄介です。
この先どうなっているのだろうと、少し先に進んでみました。「支払い方法を更新する」をクリックすると、ログイン画面が出てきます。
左が偽のログイン画面、右が正規のログイン画面。
フォントやボタンのデザインにわずかな違いがあるくらいで、見間違える人がいてもおかしくないと思います。(ちなみに、一番下の年数が、偽は1996-2022、正規は1996-2023であるなど、細かな違いはあります。)
正規のログイン画面では自動的に自分のメールアドレスが表記されます。(ログアウトしている場合など、必ずという訳ではないので要注意)
この時点で、本当にAmazon のサイトなのかな?と思った場合を想定して、偽ログイン画面の上部にあるリンク画像をクリックしてみました…
すると出てきたのはこんな画面です。
よくここまで作り込んだと思うほど、正規サイトそっくりです。
「更新するまでアカウントにアクセスできません」
の文字が出て、背景の商品にはクリックしても反応しません。かなり巧妙です。
ならば、と、下部にある「Amazonについて」等のリンクをクリックすると、さすがにリンクが切れているところもありました。
このサイトは偽のログイン画面で、IDやパスワードを盗み取り、不正アクセスして商品の購入等を狙っているのだと思います。
「正規のメールやサイトにそっくり」という点で要注意。メールを見てうっかり信用して、そこから先に進んでしまうと、疑える部分が少ないだけに、騙されてしまう人もいるのではないでしょうか。
1年1カ月前に書いた詐欺メールの記事です。
当時より、巧妙さが増したと思います。
まったく、油断ならない状況になってきました。
現在の所、騙されないようにするための方策は
- メールに個人の名前が使われているか
- メールのリンクからではなく、普段ログインしている方法で入り直す
等が有効に思われます。
なお、メールソフト、アプリによっても違いがあると思いますが、メールの「 from 」部分をクリック、タップで、偽と正規を確かめられる場合もあるようです。
とはいえ、そこまで詳しくメールを見ないといけないという時点で、否、偽メールを見てしまった時点で腹立たしいです。
今回のメールが届いたのは12月5日。amazon ブラックフライデー( 11月24日(金)から12月1日(金))の後です。Amazonを介して何らかの買い物をした人が多いだろうことを狙った気もします。
この年末年始、全国でネットを介した注文は増えるでしょう。それだけ、何らかのアカウントを利用する機会が増える訳ですから、この調子だと、まだ更に、巧妙、大量になり、迷惑メールフィルターを通り抜けるメールが増えそうです。
くれぐれもご注意を。
あと9記事。