今日、2023年12月22日は冬至。
1年で一番昼が短い(夜が長い)日です。
でも、不思議なことに、1年で一番日の出が遅い日でも、日の入が早い日でもありません。毎年のように話題に取り上げられますが、あまり注目される話題にはならないようです。
yahoo news にも取り上げられていました。
ただ、昼間が一番短い冬至の日に、日の出が最も遅く、日の入りが最も早くなるわけではありません。
と書いてある上、「国立天文台に聞いてみました。」とさすがの取材力も発揮。
私の出る幕は無さそうです。
私がそのことに気づいたのは中学生の時でした。
小学生の時に、実家近くの海岸へ、家族みんなで初日の出を見に行ったことがあります。とは言え、車で30分程かかる場所。その時は、行く途中の車内で眠ってしまい、日の出前に起こされて、不機嫌になまま車から出ました。
とても寒くて、すぐ車に戻ろうとしたのですが、赤味のある東の空を見て気が変わりました。「もうすぐ日の出」と言われましたが、まだかなり前でした。車から降りたすぐは薄暗く赤かった空が、だんだんと赤味を失い、明るくなっていきます。西側の空にはまだ夜の気配が残っていました。その空の色がとても奇麗に感じました。東の空は、もう夜が明けたような明るさですが、太陽は出ていません。太陽が見えるのは7時を過ぎてからと教えられました。
太陽が見え始めた時は、水平線にちょこっと赤い線が見える感じでした。でも、少し上り始めると、眩しくて見ていられない状態に。それまでにもう夜が明けたんじゃないかと思っていたのが、完全な間違いだと打ちのめされました。太陽、眩し過ぎです。
そんな記憶を持ったまま、中学生の理科で、冬至について習いました。1年で一番日が短く、1年で一番南側から上り、一番南側に沈む。そう聞いて、それなら、初日の出よりも奇麗なんじゃないかと、勝手に考えて、一番南から上る太陽を見てみたいと思ったのでした。父に冬至の日の出を見に行きたいと懇願したのです。
結果から言えば、過大な期待だっただけに、がっかりしました。一番南から出ると言っても、初日の出と違った感じはなかったです。天気が薄曇りだったのも影響したと思います。期待したほど奇麗な空ではありませんでした。何より驚いたのは、初日の出の時刻より日の出が早かったことです。もっとも、日の出の現場ではそれがわからず、日の出の時刻は新聞に載っていると聞き、確かめてから知ったことでした。
父も1月1日でない日に、日の出を見に行ったことは憶えています。でも、どうして私が見に行きたいと言ったのか、理解してくれません。冬至だったからと何度も話しましたが、父にとって冬至は、風呂に柚子を入れる日くらいの認識しかない感じです。
今日投稿した別の記事にも
関心が無ければ、記憶に残らないことはよくあると思い直します。
と書きましたが、冬至の日の出の時刻や地球と太陽の位置にも、まるで興味関心は無さそうです。
もっとも、父がカラオケで練習している歌の名前を、私が憶えられないのと似た感覚なのでしょう。興味関心は人それぞれですから。
最後に、明石市の冬至前後の日の出入時刻表を添付しておきます。
薄桃がもっとも早い日の入時刻、
薄黄色がもっとも日の短い日の時間、
薄青がもっとも遅い日の出時刻です。
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