今日も寒かったです。そのせいでしょうか、中指の先が少し切れました。皮膚が指先の動きについていけずに裂けたのか、紙か何かで切ったのか、そんなところでしょう。
食器乾燥機から食器を片付けていた時、食器に血が着いたので気づきました。
「あ、指が切れてる。」
すぐ隣にいた父が、包丁で切ったと思ったのか、冗談なのか
「救急車呼ぶか?」
と言うので、この位の傷なら、ラップ(湿潤)療法で十分と判断して
「ラップで治療する。」
と言って、サランラップを出していると
「ラップで治るはずがないだろう。」
と返ってきました。
私は、ちょっとため息。これまで、皹(あかぎれ)等をラップ療法で治していて、父も感心したことがあるのですが、すっかり忘れているようです。
「カットバン(絆創膏、バンドエイド等の別称)でないと、傷の汁を吸わないから治らない。」
と続きます。
その汁に傷を治す効果があると分かったから、ラップ療法が広がってきたのですが、そこもすっかり忘れている風です。つい、「認知症」の不安がよぎりますが、この程度のことで心配していてはキリがありません。ずっと以前から汁物の醤油と味噌の味の違いにも無関心な父。関心が無ければ、記憶に残らないことはよくあると思い直します。
不安もラップ療法で治るなら、頭に巻いて寝るのですけど。
重ねても 齢に勝てぬ ラップかな
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