tn198403s 高校時代blog

「人生に無意味な時間は無い。ただ、その時間の意味を感じることなく生きているだけである。」この言葉を確かめてみようと、徒然なるまま、私の高校時代(1984.03卒業)の意味を振り返り綴るブログです。

雪が少し積もった日の登校

今日はとても寒いです。

日中も時折、雪がちらちら見えていましたが、夜になって、うっすらと積もっています。積雪数ミリくらい。

 

高校時代、自転車で登校していたのですが、雪の積もっていた日もありました。国道の橋には、歩行者と自転車用の通路がついていました。そこに行くまでにも2cmくらい雪が積もっていた場所や、坂道、たくさんの人や自転車の通り跡の上などありましたが、特に問題無く走れていました。

雪の日の自転車

でも、橋の通路に入ったとたんに、溶けた雪が凍りついていました。ハンドルを上手く操作できずバランスを崩して、柵に寄り掛かってしまいました。その後、自転車を押したのか、乗り続けたのか不明ですが、とにかく橋を渡り切った後、土手から下る坂道が急に怖くなったのを憶えています。

 

橋では自動車と自転車の通路が分かれていましたが、そこから先は、自転車のすぐ隣を自動車が走るのです。先のように滑った時、寄りかかる場所がありません。自転車を押すとしても、体か自転車が車道に入ってしまうので逆に危ない気もします。

 

結局、自転車に乗って、慎重に坂道を下りてくことにしましたが、橋の上のように凍ってはいませんでした。それに幾らか安堵して、乗ったまま下りていきました。もう少しで坂道を下り終えるというとき、前から女性が自転車に乗ってこちらに進んできてるのに気づきました。

 

道が凍っていないかに気を取られ、前を確認するのを怠ったのもいけないのですが、何より、車道側に倒れたら大変という思いがあって、急ブレーキに躊躇してしまったのです。雪の無い普段通りだったなら、きっちり止まれたと思います。

 

結局、止まり切れず、女性の自転車と接触してしまいました。と言っても、お互いに弱いながらもブレーキをかけていたからでしょう、ハンドル同士は当たりましたが、お互い、倒れることも怪我をすることも無かったです。

 

そのときの変な事を憶えています。

お互いが「すみません。」「すみません。」と謝って、「大丈夫ですか?」「大丈夫ですか?」と声をかけ、「はい。」「はい。」と答えるまで、同じことを言ったのです。先に言葉を発したのが女性だったか私だったかは憶えていません。

そして、そのことに気づいて、くすっと笑うところまで同じ。

 

そのあと、「雪の日は油断禁物ですね」みたいなことをどちらかが言って、「では、お気をつけて」みたいなことを言って別れました。

 

そして、しばらく進んだ後、(あ、橋の上が凍っていること言ってあげたらよかった。)と思ったのでした。

 

 

 

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