今夜の夕飯メニューは、最近、我が家の定番になった感のある塩ちゃんこ鍋。
「紅白鍋合戦」で言えば白鍋です。
先日の記事の後半にも書きました。
最近は、水炊きではなく、出汁に味をつけたちゃんこ鍋風、寄せ鍋風にすることが増えた。食べ方も、父と私で具材や出汁をどんぶりに分けて入れるようになった。
冬になると、あったかい料理、栄養豊富、調理が楽、とメリット3点がセットになる鍋料理が増えます。
今夜の具材は
鶏モモ肉、白菜、豆腐、しいたけ、ニンジン、春菊
味付けは
800ml強の水に、鶏ガラスープの素(大さじ1)、塩(小さじ1/2)、チューブニンニク(大さじ1/2)、ごま油(大さじ1/2)を入れて加熱。
鶏モモ肉はブツ切でゴロッとしてるので、中までしっかり火が回るよう早めに投入。ニンジン、しいたけも一緒に入れてしまいます。
白菜は、芯と葉の部分を切り分け、それぞれ一口大にします。
鍋がぐつぐつし始め、台所ににんにくの香りが広がり始めた頃、弱い中火にして、白菜の芯の部分と切った豆腐を投入。蓋をします。
春菊は、茎の下の方にある葉っぱは手でちぎります。経験上、葉が伸びる下の方の茎と太い茎が枝分かれしている部分(図の○部分)に土の小さい粒が残っていて、食べた時にジャリッとなったことがあります。この部分はちぎりながら水洗いして流します。茎の部分も手でもぎり取ります。
鍋が沸騰する少し前のタイミングで、白菜の葉っぱを投入。
鍋がぐつぐつし始めるとさらに弱火にして、「そろそろ、できるよ~。」と父に声をかけ、春菊の茎投入。
父がご飯を入れる頃に、春菊の葉っぱを投入。
10秒程度茹でた後で、火を止め、どんぶりに具材と出汁を入れます。
ごま油を入れるようにしたのは、1年くらい前に風味がぐんとよくなると知ってから。ちょっと調味料を加えるだけで、料理が進化した風に感じるのは嬉しいものです。
父、どんぶりを見るなり一言。
「今日は水炊きか。」
かくっと力が抜けてしまいます。期待外れの言葉が出るのには慣れましたが、やはり、いい気分にはなれません。
「水炊きはポン酢とかを添えるだろ?」
と言うと、
「ああ、そうか。ちゃんこか。」
との返事。
「うん…。醤油を使ってないから、塩ちゃんこだよ。」
父の感覚だと、きんぴらも、回鍋肉も、チンジャオロースも、ほうれん草の醤油バター炒めも、全部「油炒め」、「野菜炒め」になるようです。そんな感じで、鍋料理なら、食べ慣れている「水炊き」と言ってしまうのでしょう。後からでも「ちゃんこ」と言えたのなら、上出来かも。「塩」をつけて言うのは至難の技らしく、滅多に出てこないです。まぁ、生前、母が調理していた時からそんな調子でしたけど、もう少し、何を食べているのか、興味関心を持って欲しいところです。
出汁がまだ十分残っているので、塩ラーメン風にして食べても美味しいのですが、今回は麺を買っていません。手抜きで明日の昼も塩ちゃんこにする予定です。果たして、きちんと名前が言えるでしょうか。
今週のお題「紅白鍋合戦2023」
あと34記事。