tn198403s 高校時代blog

「人生に無意味な時間は無い。ただ、その時間の意味を感じることなく生きているだけである。」この言葉を確かめてみようと、徒然なるまま、私の高校時代(1984.03卒業)の意味を振り返り綴るブログです。

高校時代、我が家定番の鍋と言えば、水炊き

紅白鍋合戦?

それは何だろう?と、「今週のお題」ページにあった、紅白鍋合戦2023 - 週刊はてなブログ を見てみた。

チゲ鍋やトマト鍋などのホットな「赤い鍋」と、みぞれ鍋やちゃんこ鍋などの定番の「白い鍋」…

なるほど。

 

我が家定番の鍋、水炊き 白鍋

高校時代の我が家で定番の鍋と言えば、水炊きである。

白菜、長ネギ、糸こんにゃく(白滝の場合もあり)、豆腐、シイタケ、ニンジン、春菊、昆布らが脇役で、主役は、豚肉、鶏肉、白身魚、牡蠣などが入れ替わっていた。場合によっては、豚肉と海産物でW主役となることも。水炊きに何を入れるか、母といろいろ話し合っていた。

ともかく、ここでは白鍋になると思う。

水炊き イメージ

鍋奉行

私は結構、熱加減にうるさいタイプ。牡蠣は加熱が少なければ食あたりが心配だし、過ぎると小さく固くなってしまう。春菊は、加熱が少ないとかみ切りにくく、過ぎると歯ごたえが無くなってしまう。豆腐は、加熱が少ないと表面と内側の温度差があって違和感があるし、過ぎるとふんわり感が無くなってしまう。

 

また、肉と糸こんにゃく、春菊等を並べて入れると肉が固くなるなんてことも知っていて、どこに何を入れるかも気にしていたので、必然、鍋奉行役を任されて(奪い取って?)いた。

 

この経験は、働き始めてすぐの忘年会だったかに出た鍋料理で、ちょっとした論争の引き金になった。

 

鍋に具材を入れる際、我が家流に豚肉と牡蠣を同時に、とは言え、鍋の中では右側左側に分けて入れたのである。すると先輩から

「おいおい、陸の物と海の物を一緒に入れたらダメだろう。」

との声があがった。

「陸と海、どっちが先でも良いが、先にどちらかを終わらせてから入れるのが普通。」

というのだ。

 

我が家流が当たり前だと思い込んで失敗したハンバーグの経験がある私は、

先輩の説を素直に受け入れて、「そうだったんですか?すみません」と平謝り。周りの誰も異を唱えなかったので、その時は、我が家流が少数派なのだろうと思った。もっとも、「まあ、食べられない訳じゃないけどな。」とのこと。ただ、「豆腐食べ頃だと思います」等、熱加減の判断は悪くなかったようで、結局、鍋奉行役になった。

 

しかしその後、陸産物と海産物の入れるタイミングについての話を聞いたことがないし、実際、ほぼ同時というか、食べたいタイミングで入れて、丁度いい熱加減で取り出すのが基本で良いように思っている。ネットでも、これという話は見つかっていない。

 

なお、我が家では、だし昆布も食べる。立派な具材として扱うので、途中で抜きとることはない。

 

水炊き1回戦

高校時代は、母がガスコンロで加熱して食べ頃になった鍋を、カセットコンロに置いていた。その後、銘々が箸で具材を取り出し、ポン酢の入った器に浸して食べる形。豆腐はまだ食べ頃には早いが、他のものはOKという状態。

 

私が鍋奉行になるのは、春菊投入から。母によれば、春菊の加熱具合の見極めは私の方が良いとのことで、ある程度の具材を取り出して、鍋に隙間ができた時が私の出番。

「じゃ、春菊入れるね。」

春菊は、葉っぱだけなら10秒以内、太めの茎でも30秒以内。そんな風に決めていた。もっとも、数え方はその時の様子を見ながらなので、同じ10秒でも早い時遅い時があった。

 

春菊を取り終わった頃には、豆腐もOK。

豆腐が、鍋の出汁に使って、ふるっふるっと揺れている。

「豆腐が笑ったら食べ頃の合図。」であった。

 

水炊き2回戦

豆腐を全部取り出した頃、鍋の中の具材がほとんどなくなり、2回戦へ。

ここでは、残っている具材を全部投入。蓋をして、沸騰させて、火を弱めて少し間をおいて、蓋を開けると、鍋、見事に復活。

昆布はこのタイミングで取り出して食べていたと思う。昆布にもいろいろ種類があるのだろうか、既に崩れそうになっていたり、まだ固めだったり、熱加減がわかりづらかった記憶がある。

 

水炊き3回戦

さて、少しだけ具材が残った状態で、3回戦。うどん登場。

父母私で、3玉入れていたっけ?

母は1玉は多いと言ってその分を私が食べていたような。

うどんを入れて、ぐつぐつなり始めた頃に卵投入。3個かな?

軽くかき混ぜて、蓋して火を弱め、しばらく待つ。

蓋を開けたら、さっきまでの水炊きだったのが鍋焼きうどん風に。

「締めはうどん。」

は、兄が社宅に移り住む前からの決まり事みたいになっていた。

鍋がきれいに空くまで食べ切っていたので、取り残していた具材も見逃さない。

小っちゃく固くなった牡蠣や、肉の切れ端などを見つけると「当たり」と呼んでいた。

 

ポン酢も、いろいろ試していた。市販の物を使ったり、スダチやゆずを絞った果汁にしょうゆを混ぜたり。絞る時に種が入ってしまって箸で取り出すのが難しかったことも記憶している。何故か、スダチの種って、箸先からつるんっと逃げ上手である。

 

最近の鍋

最近は、水炊きではなく、出汁に味をつけたちゃんこ鍋風、寄せ鍋風にすることが増えた。食べ方も、父と私で具材や出汁をどんぶりに分けて入れるようになった。コロナ感性が拡大していた頃に、同じ鍋をそれぞれの箸を突っ込むのに抵抗を感じたのがきっかけである。食卓に鍋を用意したときも、父が腰を浮かして具材を取るのが大変そうに見えて以降、私が取り出して器に入れるようにしている。お互い、食べる量が減ったのも一因と言えるだろう。

 

そんなわけで、最近の定番の鍋は塩ちゃんこ鍋となっている。

 

 

今週のお題「紅白鍋合戦2023」

 

 

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