tn198403s 高校時代blog

「人生に無意味な時間は無い。ただ、その時間の意味を感じることなく生きているだけである。」この言葉を確かめてみようと、徒然なるまま、私の高校時代(1984.03卒業)の意味を振り返り綴るブログです。

今年も年間100記事達成しました。

前回は、たまたま「最近あったちょっといいこと」を記事にしました。

でも、この記事は1年コツコツと積み上げての「最近あったちょっといいこと」でもあったのです。

 

2021年1月1日の記事の最後に

目標は、今年も100記事とします。

と書きました。

今年も目標にしていた年間100記事に前回、到達したのでした。

今回の記事が101記事目。

 

100記事を達成すると、お決まりのように思い出す話があります。

 

 

中学時代の話

学級通信に暴かれる

中学時代の3年間(1978~1981年)、「生活記録」という日記帳を兼ねたノートがありました。実物は行方不明です。捨てた記憶も、残しておいた記憶もありません。強度を高めるよう糸を縦横に張った紙を緑色で塗り、毛筆文字で生活記録と書かれていたと思います。重厚な感じでした。

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生活記録 表紙 イメージ

次の日の時間割や準備物などを学校で書き、家で今日あったことを数行書いて、翌日提出することになっていました。毎日の提出が校則ではないものの、強く奨励されていました。でも、それまでの私は日記が嫌いというか面倒で、未提出が多かったのです。

 

中学2年の1学期の終わり、学級通信に毎日提出している人の名前と、提出の少ない人の名前は伏せて、回数が記されました。その回数は1桁。そして、先生の口から一番少ないのが私だと言われたのです。教室中が驚きと笑いに包まれました。「週一回出せば2桁になるのに」「月1回か2回じゃ話にならない」うろ覚えながらそんな声もありました。

 

時折、友だちに「出した?」と聞くと出してないとの返事も多く、まさか自分が一番少ないとは思っていませんでした。今思えば、出してなさそうな人ばかりに聞いていたので、過度に安心しきっていたのかも知れません。

 

汚名返上へ

2学期になり、汚名返上の作戦を練りました。2学期の予定表から登校日数(当時は土曜も登校)や行事などを調べ、提出の機会を数えます。さすがに毎回の提出は厳しいと考え、そこから幾らか引いた数、80を目標にしたと思います。

 

生活記録の書き出しは「あと〇〇回。」毎日1つずつ数字が減ります。5行ぐらいのスペースしかない日記欄をその数文字だけで1行稼げます。これだけでもずいぶん気が楽になりました。また「何を書こうか」と考える必要なく書き始められるので、机に着き『生活記録』を開くのに抵抗を感じなくなった気がします。私の場合、それが大きな壁を突破する方法だったのでしょう。

 

書く内容もいたってシンプル。〇〇があった(予定)。〇〇をした(行動)。〇〇だった(感想)。それぞれで行を変えるので、冒頭から4行は簡単に埋まりました。そんな記事ばかりですが、ほぼ毎日の提出は続けられました。

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生活記録の内容(想像です)

担任の先生は、40人程の生活記録を毎日丁寧に読めるはずもなく(先生自身そう言っていました)、見たとのハンコはあっても、それほど読まれることはないと気づき、さらに気楽に書けるようになりました。数字は淡々と減っていきました。

 

1ヵ月ほどしたある日、「これは何の数字なのか?」と生活記録に先生から赤ペンで質問ががありました。今更?という気もしましたが、先生がじっくり読めない事情も知っていたので、2学期の最初に立てた目標から、提出する度に数字が小さくなっていること、1学期にもらった不提出王の汚名を返上する旨を書きました。

 

学級通信返り咲き

しばらくして、そのことが学級通信に紹介されました。なにせ中2ですからね、素直に喜ぶというより、気恥ずかしさが先に立ち、むしろ、以前にもらった不提出王の汚名を皆が思い出すことになったことの方が気になって、複雑な気持ちでした。

 

また、目標の半分にも達していなかった頃で、これで目標を達成しなかったら、不提出王の上、嘘つき王になりそうな緊張はありました。もう何が何でも達成するしかないみたいな感じです。

 

結果と影響

1日も欠かさずに提出したわけではなかったものの、80から始まった数字は、結果マイナスの幾らかまで進みました。始めの内は、達成できるのかという不安はありましたが、もともと低めに設定した数値ですから、やがて内容はともかく書いて出しさえすれば達成できる確信はできました。

 

そんなわけで達成したことよりも、先生から返事をもらったことや読み返したことの方が大きいものを得た気がします。日常を「書き残すこと」「読み返すこと」「伝えること(特に後の自分に)」。それらの大切さに気づけたのは大きな収穫でした。もし、「生活記録」の不提出王のままでいたら、きっと高校時代の映画手帳のメモも、このブログも無かったと思うのです。となると、読んでもらうことも、ブログでの交流も、なかったはず。

 

どこで何が影響しているか、わからないものです。

 

今年も100記事を達成して

生活記録同様、年間100記事の目標も、何とかなるだろうと低めの目標設定です。私には、それくらいが丁度いい気がしています。

毎日更新のブロガーさんもいるので、偉ぶっていい話ではないことも承知です。

 

でも、生活記録の不提出王がここまでになりました。

まだ続いている自分を自分でほめたいと思います。

読んでくださる皆さんに感謝しています。

そして、今後もよろしくお願いします。

 

以上、ブログを読んでくださる皆さんと中学時代の私にお知らせでした。

 

 

今週のお題「最近あったちょっといいこと」