最近、また滑舌が悪くなってきたようです。それを知人に話す時にも、カツゼツと発音するべきところ、ついカチュジェチュみたいになってしまいました。
これも、コロナ禍にあって人と話す機会が減った影響かも知れません。しかも、誰かと話す時には、なるだけ小さな声だったり、マスク使用だったりで、口を大きく開けて話すことが激減しています。
カラオケも友人から声がかからなくなりました。季節ごとに一回行くか行かないか程度でしたが、気がつくともう1年近く行っていません。
大声で笑い合うようなことも久しくありません。
頬の運動不足を感じます。
そこで、早口言葉で少しは解消できるかもと思いつきました。
確かな記憶とは言いにくいのですが、高校時代に「早口言葉」にはまったこともあります。
「生麦、生米、生卵」
「坊主がびょうぶに上手に坊主の絵を描いた」
「隣の客はよく柿食う客だ」
「この床の釘引き抜きにくい」
「青巻紙、赤巻紙、黄巻紙」
等、小学校の頃に知ったのも多いですが、機会あるごとに少しずつ増えていった気がします。
どちらかというと、私は滑舌が悪く、悔しい思いをすることが多かったです。自分ではきちんと発音しているつもりでも、友人によると聞き取りにくいことがあるとのこと。授業中に先生から、どもることがあるねと言われたこともあります。
※ 最近は、差別的な意味合いがあるとされ、「どもる」を吃音(きつおん)と呼ぶのが一般的なようです。(「僕は」が「ぼ、ぼ、ぼ、ぼくは」となるなどの状態。)
そんな訳で、早口言葉を練習することもありました。ただ同じ言葉ばかりだと慣れてしまうので、新しい言葉を気にしていました。今ならネット検索ですぐ見つけられますが、当時はなかなか出会えませんでした。
高校時代に知ったかどうかは不確かですが、言うのに苦労した言葉を紹介します。基本的に10回続けて言って、失敗しなければ合格です。
「金魚小屋(きんぎょごや)」
キンギョギョヤ、キンゴゴヤになりがちです。
「バスガス爆発」
イメージは、バスガス、バクハツのリズムになるのですが、バス、ガス、バクが入り乱れてしまうことがよくあります。
「東京都特許許可局局長」
キョカキョクがキョキャキョクになりがちです。
「お綾や、母親にお謝りなさい」
いきなりのオアヤヤが言いにくい上、オアヤマリがオヤアマリやオヤマリになりがちです。
「壁に竹立てかけたのは、竹立てかけたかったから、竹立てかけた」
タケタテカケタが思いの外言いにくいです。似たバージョン「壁に竹立てかけかけたのは、竹立てかけかけたかったから、竹立てかけかけた」を混ぜると、更にややこしくなります。
それにしても、なぜ、早口言葉は言いにくいのでしょうか。私なりに幾つかのパターンを考えてみました。
・金魚小屋 KINGYOGOYA
1)一音のGYOが、GOとYAの二音に分かれ、区別が難しいです。
・バスガス爆発 BASU GASU BAKUHATU
2)母音のAとUが交互に出てきますが、それぞれ子音が違っています。
・許可局 KYOKAKYOKU
3)子音Kが続きますが、いろいろな使い方をされています。
・お綾や OAYAYA
4)使うことが少なそうな音の繋がりがあります。
・竹立てかけ TAKE TATE KAKE
5)2)と3)の複合系。母音AとEが交互で、子音はTとKが混ざっています。
正確に分類できている気はしませんが、これらをヒントに、自分で早口言葉を作ってみました。少しずつ改良を重ねて作った中で、お気に入り三作がこちら。
・「バラバラなノバラとバラバラベニバナ、バラバラの野花にバラバラなバナナ」
・「カナリアを語らねばオカリナを借りられない」
・「シャツ指す写真車種指す社員」
すんなり言えるでしょうか?私としては上から順に難しくなると思っているのですが、人によって発音の得手不得手があるので、一概には言えないかも知れません。
もし、ここまでの「 」内の早口言葉を、声を出さずとも口パクでやってみた方がいたなら、頬の筋肉に程良い疲れが出て、自然と笑顔になりやすくなってるかも・・・。ブログを書きながら口を動かしたせいか、今、ちょっと頬が心地いい感じの私です。
そういえば、笑顔の練習をしていたこともあったなぁなんて、思い出したのでした。
今週のお題「運動不足」
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<余談>
この記事はもともと、2020-10-04 23:40頃にUPしたはずなのですが、はてブの方では10-04の朝が明ける前にUPしたことになったようです。
そのため、10-05になってから、リライト再UPしています。
知らぬ間に、どこかの設定をいじったのかな?なぜだろう?