tn198403s 高校時代blog

「人生に無意味な時間は無い。ただ、その時間の意味を感じることなく生きているだけである。」この言葉を確かめてみようと、徒然なるまま、私の高校時代(1984.03卒業)の意味を振り返り綴るブログです。

初心者にとっての理想は人を選ばない道具

下手の横好きってところです。

高校の美術の授業で使って以来、デッサンにはこの鉛筆を愛用しています。

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もちろん、使い終わったら買い直すわけですが、ずっとこの系統です。

 MITUBISHI Hi-uni 。

って、uni☆star が混じっているのが私らしい。最近、2B鉛筆はデッサン以外に普段のメモ書き等にも使っていて、今は廉価版をそのまま使ってます。でもって、6Bは行方不明だし。デッサンに使う鉛筆は、Hi-uni  に限るなんて思っているのに、ちょっとした理由で方針転換したり、手を抜いたりしてしまうのは、こだわりの弱さでしょう。その辺、カセットテープのこだわり方と似ています。

 

で、当時の授業でデッサンした作品がこれ。

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四角錐と四角柱の石膏模型を描いたもの。底面が正方形の四角錐なのに、無理やり側面を3面も描いている時点で、失敗しています。四角柱の右側面を描いている途中に、視点がずれたのでしょう、見えないはずの第3面が目に入って描き加えてしまったのだと思います。 それなのに、聞きかじりの知識しかないピカソキュービズムみたいだなんて一人で悦に入って、自分に言い訳してました。

 

しかし、程なく途中で意気消沈。

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赤丸で囲んだ部分。鉛筆デッサンの技、描いた後に指でこすり濃淡のグラディエーションを丁寧にしていたのがわかるでしょうか。

でも、青丸で囲んだ部分は、かなり手を抜いています。

道具を選ぶより、技を磨くより、まず根気強さが足りてないですね。

 

話がそれました。Hi-uni の話に戻します。

本当のところ、Hi-uni でなければどうしても駄目という程の明確なこだわりにはなっていないです。ただ、鉛筆と紙のこすれ具合、鉛筆の粉の乗りや広がり具合、芯の硬さなどで、間違いがない一品になっていることは確か。他にも十分使用に耐えうる鉛筆もあるのでしょうが、Hi-uni なら、鉛筆選びに間違いがないという感じです。また、長年使い続けているので、気持ちが乗りやすい気がするのです。

 

え?上のデッサンでは、青丸の部分で気持ちが乗っていない?

いいんです。気持ちが乗っていないことが教えてくれるのも、Hi-uni の良いところ。ちょっとした理由で方針転換してしまう私を戒めてくれます。

道具を鍛える人や、上級者にしか使えない道具は珍しいことではなと思いますが、自分を鍛えてくれる道具はなかなか無いでしょう。

 

長年使ってるので、さすがに初心者ということはないですが、初心者から上級者まで使えるって感じですね。

 

Hi-uni 人を選ばず。

2Bと6Bの Hi-uni 買わなくちゃ。

 

 

お題「私の定番グッズ」