「ソリテア(ソリティア等の表記あり)」と聞くと、windows98等に標準で付属されていたトランプゲームを思い出す人が多いでしょう。それぞれのマークのA(1)からK(13)までを並べると消すことができる「スパイダーソリテア」。これを遊びたくて、windows PCを購入した人もいたそうです。
でも「ソリテア」の本来の意味は一人で遊べるゲーム全般を指します。
私が初めて知ったソリテアは、トミーのポケットメイトシリーズにあったソリテアです。小学5年か6年の時に購入しました。
ポケットメイトとは、1975年から1984年まで玩具メーカートミー(現・タカラトミー)が製造・発売していた携帯タイプのアナログゲームシリーズの総称である。
(「 ポケットメイト - Wikipedia 」より引用)
縦115mm×横70mm×厚さ17mmという服のポケットに入るサイズです。ソリテアの他にも、将棋や野球盤、クレイジーマシンガン等いろいろ買って遊んでいました。小学校の修学旅行にもこっそり持って行ったと思います。
ポケットメイトのソリテアは、ペグ・ソリテール(ペグ・ソリティア)と呼ばれるもの。 配置された駒をとび越しながら消していく遊びです。
ソリテアのルール
ポケットメイトソリテアのルール説明を引用します。
- ペグ(駒)をとび越してペグを取るゲームです。
- 33個のペグを番の穴へ全部さしこみます(1図)。
- すきなペグ1本を抜いてゲーム開始です。
- ペグはジャンプしながら動かします。ただし2個とびやナナメとびはできません。となりの穴に移すこともできません(2図)。
- とびこされたペグは抜きとります。
- ペグが動けなくなるまで続けて、中央に1本だけ残れば最高です。
- ペグを抜くには上下左右のペグを押し下げるようにすると簡単につまめます。
なお、最初に抜きとるのは真ん中でなくてもかまいません。いきなり挑戦しても難しいので、下に簡単な問題を用意しています。
ペグは縦か横に並ぶペグを1個飛び越した先に空いた穴があれば移動することができます。とび越されたペグは抜きとります。となりに移動したり、2個とばし、ナナメ、桂馬トビなどはできません。
例題2問
まずは、遊び方に慣れるために、簡単な例題から。
緑のペグをとび越えて消し、1個だけ残るようにしてください。
(A~G、7~1は、座標を示す記号です。)
※ ぼかし部分は、カーソルをあてる、またはタップで読めます
<例題1>
答え1
B3のペグをD3に移動してC3を消す(B3→D3)、
D2のペグをD4に移動してD4を消す(D2→D4)。
答え2
B3のペグをD3に移動してC4を消し、さらD1に移動してD2を消す(B3→D3→D1)。
座標で記すと
答え1は(B3→D3)(D2→D4)の2手。
答え2は(B3→D3→D1)の1手。
手数の少ない方が良いとすれば、答え2が正答となります。
※なお、最後に中心D4への移動で終わるのが良いとするルールの場合、答え1が正答となります。この記事では手数の少ない答えが良いとしています。
<例題2>
答え (B4→D4)(B3→D3→D5)の2手。別解あり。
本題3問
<本題1 ラテン十字>
答え(D4→F4)(D2→D4)(C4→E4)(F4→D4→D6)の4手。別解あり
<本題2 ハウス>
答え (D4→F4)(C3→C5→E5)(D3→D5→F5→D3)の3手。別解あり。
<本題3 ギリシャ十字>
この問題は、ポケットメイト ソリテアのパッケージにも載っていたものです。
答え (E4→G4)(C4→E4)(D2→D4→F4)(D6→D4)(G4→E4→C4)(B4→D4)の6手。別解あり
頭の中だけで解くとなると、ギリシャ十字は結構難しいです。
碁石などを使って、操作しながらだと解きやすいと思います。
ペグソリテアは、高校時代にも遊んでいました。
33個のペグを番の穴へ全部さしこみ、すきなペグ1本を抜いてゲーム開始する場合、最後まで行けるとラッキーという感じです。「スパイダーソリテア」と似た感覚です。
最短手数やD4で終わる方法を確かめたことはありませんが、自分で問題を作成したことはあります。ハマる人はハマると思います。
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