tn198403s 高校時代blog

「人生に無意味な時間は無い。ただ、その時間の意味を感じることなく生きているだけである。」この言葉を確かめてみようと、徒然なるまま、私の高校時代(1984.03卒業)の意味を振り返り綴るブログです。

tn26.「夢の3連休」と最後の「大型飛び石連休」

今年のゴールデンウィーク(以下、GW)は、5月2日(土)~6日(木)までの5連休となっています。毎年5月の3日(憲法記念日)4日(みどりの日)5日(こどもの日)は3連休です。この前後に土日が加わって5連休というのも珍しくありません。そうでなくても、月曜日固定された祝日が4つ(成人の日、海の日、敬老の日、スポーツの日)あるため、GWと合わせると年5回は3連休がある計算です。(オリンピック開催に合わせた特別な祝日の移動は別)

 

 1948年の祝日法の制定で、5月3日憲法記念日、5月5日こどもの日が休みになりましたが、当初は、5月4日にぴたり日曜が入らないと3連休にはなりませんでした。1973年に日曜日と祝日が重なった時の振替休日制度ができるまで、3連休が発生したのは、1952年、1958年、1969年の3回だけ。その後、1975年、1980年、1981年の3回発生しています。3連休は本当に珍しく、正に「夢の3連休」という感じでした。

 

ちなみに高校時代(1981、1982、1983年)のGWを見てみました。

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私の高校時代のGW

1983年の飛び石連休が出来過ぎといって良いほど大型でした。4月29日から1日飛びで休みと登校が4回も繰り返されています。当時の土曜日は、午前中は授業があり、休日ではありませんでした。まあ、だからと言って特別何かあったわけでもないです。

 

1985年に祝日と祝日の間に挟まれた平日が国民の休日と制定され、翌1986年からは5月4日は祝日ではない「国民の休日」とされました。祝日とどう違うかと言えば、日曜日と重なっても振り替え休日が無いのです。3連休は成立するものの、これには一定の疑問や不満があったようです。

 

平成に入り、それまでの天皇誕生日(4月29日)が「みどりの日」になりました。その「みどりの日」が2007年に5月4日とされ、ようやく祝日となったのです。これで日曜と重なっても振り替え休日ができ、4連休も珍しくなくなってきました。ちなみに、2007年以降、4月29日は「昭和の日」として祝日になっています。

 

週休2日制(土日休み)が広く浸透したのは1990年代後半からと言えると思います。金融機関や官公庁、一部企業では行われていましたが、学校の土曜休みが始まったのが1992年で、当初月に一回だけでした。それがだんだんと拡充され、完全に週5日制となったのが2002年でした。その間に、一般でも徐々に浸透していった感じがあります。(もちろん、土曜日が休みでない方も多いことは承知していますが。)

 

また、2000年と2003年に一部の祝日をハッピーマンデーとして月曜日に移したため、もはや3連休は珍しくなりました。ただ、その影響で、敬老の日秋分の日で平日を1日挟むパターンが生じ、「祝日と祝日の間に挟まれた平日が国民の休日」によって、シルバーウィークなる言葉も出ています。

 

 

 

新しいカレンダーを見ると、つい連休をチェックしたくなるのは今と昔で変わらないと思いますが、「夢の3連休」は遠い昔という感じになりました。「飛び石連休」も、休み、登校、休み、登校の2回までに落ち着きました。振り返ってみると、3連休はずいぶん増えたなぁと思うのでした。