tn198403s 高校時代blog

「人生に無意味な時間は無い。ただ、その時間の意味を感じることなく生きているだけである。」この言葉を確かめてみようと、徒然なるまま、私の高校時代(1984.03卒業)の意味を振り返り綴るブログです。

【注意!】「〇〇運輸より…宛先不明です…ご確認ください」の詐欺メール

怪しいショートメール

しばらく前の話です。こんなSMS(ショートメール)がケータイに届きました。

「やまと運輸よりお荷物を発送しましたが、宛先不明です、下記よりご確認ください。」

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スマホスクリーンショット(部分)

「やまと」とひらがなになってるところから怪しかったので、まず、SMSを送ってきた電話番号をネット検索しました。すると、今年9月下旬からこの番号を検索する人がいたこと、そこでの情報に「詐欺です」との注意や「私の場合は日本郵便からでした」等のメッセージがあったことがわかりました。

 

詐欺だと思いつつ、リンク先がどうなっているのかの興味もあって、タップしてみました。

 

 

巧妙な偽サイト

すると、こんな偽サイトが出てきました。

偽サイトでは「ヤマト」運輸になっています。

上下に長いので、二つに分割しています。

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偽サイトのスクリーンショット(上半分)

 

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偽サイトのスクリーンショット(下半分)

疑ってかかっていたので、アプリのダウンロードはタップせずに、お知らせ一覧、ニュースリリース一覧をタップしてみました。でもその先はリンクが切れているらしく表示されなかったです。

 

それにしても、ダウンロードボタンまでの内容が、かなり巧妙に思えました。「次の運び方をつくる」との企業ポリシーやロゴ、カラーイメージも踏襲しています。もし、疑わずにこの偽サイトを訪れたなら、そのままダウンロードボタンをタップしてしまいそうです。

 

ヤマト運輸の呼びかけ

ヤマト運輸では、こうしたメールや偽サイトに対して、どのよう対策をしているのかも見てみました。

www.yamato-hd.co.jp

そこでのメッセージです。

弊社(ヤマト運輸)では、ショートメールによるご不在連絡やお届け予定のお知らせは行っておりません。
また、弊社ではホームページ、ならびにご不在連絡やお届け予定をお知らせする際に掲載するURLにおいて「.com」を使用しておりません。お受取り日時の変更や再配達のご依頼に関して、お客さまに対し弊社よりご請求することも一切ございませんので、ご注意くださいますようお願い申し上げます。

とのこと。また、ここではケータイのショートメールやパソコンのEメールの文例、なりすまし(偽サイト)例も紹介されています。

 

悪用されているのは他にも

悪用されているのはヤマト運輸のみならず、佐川急便、日本郵便でもあるようです。

セキュリティー上の対応も書かれていましたが、ちょっと私にはちんぷんかんぷんなところもありました。

www2.sagawa-exp.co.jp

www.post.japanpost.jp

宅配業者を騙る偽メールやサイトが急増しているようです。

 

詐欺メールの有害性

年末を迎えるので、いろんな品物の注文も増えそうで、被害も広がるかも知れません。そうでなくても、コロナ禍にあってネット注文は増えていると聞きます。直接の被害に繋がらなくても、各業者への問い合わせなどが増えれば、業務の負担にもなりそうで、何だか腹が立ってきます。

 

そうでなくても、届いた詐欺メールを見る時間も、不安にさせられることも、検索で確かめる手間も、煩わしいです。

 

もし、犯人を捕まえたことができたなら、その罰は直接の被害額だけでなく、送信されたメール数に応じて、刑を重くすることも考えて欲しいです。

 

詐欺メールの落とし穴

世に「こんな詐欺に引っかかった奴が悪い」という風潮ができてしまうと、被害者はますます肩身の狭い思いをすることになります。

 

私の勝手な想像ですが、今回の詐欺メールが

「ひらがなで「やまと」運輸だなんて、疑う所だろ。引っかかったのは自己責任だ。」

と被害者や不安になった受信者を馬鹿にしているように思えてなりません。或いは意図的に、そうした風潮を作り出そうとしているようにも思えます。(考え過ぎかも)

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詐欺メール送信者 イメージ

自分が引っかからないことはもちろん大事ですが、引っかからなくてよかったと安堵するだけで終わったり、こんなのに引っかかるもんかと鼻で笑ってすませたりするのも、詐欺メールの横行を許してしまう気がして、今回、記事にしました。

 

以前、不審サイトの記事を書きました。

驚かされたものの事なき?を得ましたが、こういうサイトが出てくるのはやはり不快です。これも、閲覧数があっただけ重い罪にした方がいいと思います。

 

「詐欺メールを送るだけでも許せない」「不審サイトがあること自体が不快」そんな風潮が広がって欲しいです。

 

嫌がらせや誹謗中傷のメールやSNSもきっと同じ。どこで悪意の有無を線引きするかは難しいですが、被害が出た時に発信数や閲覧数で罪が重くなるとわかっていれば、軽はずみな発信やネット炎上を面白がることに一定の自重が働く気がします。

 

私を含め、デジタル弱者が委縮せずにいられるデジタル社会になって欲しいです。

 

 

以上、お知らせでした。