定番のそうめん具材確定まで
幼少の頃から、夏の冷やしそうめんは私の家族でも人気メニューでした。
記憶では、添えられる具材の定番は、薄いハムの細切り、錦糸卵、刻みネギでした。三種類を別々の皿に盛り、そこから適量の具材を各自のつゆ小鉢に入れる方式。私は母に具材を入れてもらっていました。ただ、幼い頃は、肉嫌い、魚嫌い、野菜嫌いだったので、錦糸卵だけをそうめんと一緒に食べていました。
小学校の低学年の頃、ハムは食べられるようになりましたが、青ネギをきゅうりの細切りに変えて食べることも多かったです。でも、青ネギより食べやすいとはいえ、きゅうが好きという訳でもなく、まためんつゆの味を薄める犯人だと考えて、そうめんとは別にきゅうりだけを、母に怒られない程度少なめにポリポリ食べていました。
中学生になると、青ネギでも食べられるようになったのですが、それよりシソ(大葉)が好みだったので母に直訴。他の家族も納得の上、青ネギはシソに変えられました。
高校生になると、お弁当にもよく使われた缶詰のミカンやサクランボが添えられることもありました。
氷をどう使うか
ちょうどその頃の記憶です。
それはある日突然に
冷やしそうめんは、大きなボールの上に、やや小さめのザルを載せ、そうめんを入れ、氷を散らばせて混ぜ込むことが多かったです。
この方式はそうめんが伸びにくい、氷で冷やされるというメリットがある反面、ところどころでそうめんがくっついてしまって取りにくいというデメリットがありました。また、家族で私だけだったようですが、ある日突然、そうめんに挟まれた氷の表面に残る麺の跡を見て急に食欲が落ちてしまうようになりました。
<※ 閲覧注意>
氷の表面に残る麺の跡のイラストがあります。苦手な人はご遠慮ください。
氷をつゆ小鉢に入れる
この方式だと、そうめん自体があまり冷えていないし、つゆもすぐ薄まるので、あっさり却下になりました。
ぶっかけ風にする
そこで、各自の大きな鉢にそうめんを分けて氷、具材、めんつゆを入れ、ぶっかけ風にしてみました。この方式は自分のペースで食べられる新たなメリットを生み出したものの、そうめんの色が変わってしまう、めんつゆがすぐ薄まってしまうという点が不評でした。
でも、すぐに却下にはならず、その後も何度かこの方式で食べたことはあります。
他にも何か方法を試したかもしれませんが、試行錯誤の結果…
そうめんを氷水につける
が採用されました。一番気にしためんの伸び具合がゆっくりでそれほど気にならなかったこと、そうめんの冷え具合にムラがない、めんがくっつかないなどのメリットが高評価だったことなどが理由でした。そうめんに水がついてつゆが薄まりやすい点については、食欲が減退するわけではないので目をつぶることに。一方、つゆの総入れ替えをすると、ショウガのすりおろし等の薬味もリセットされるので、すっかり味を変えられるメリットもあると判明しました。
画像は「フリーイラスト素材集 ジャパクリップ」さん
最近の食べ方
結局、氷の表面が気になるのは一時的な現象でした。その後、家以外で氷にそうめん跡を見ることもありましたが、気にならなくなりました。不思議です。
今回の帰省中、父と二人で新メニューの冷やし中華風そうめん(氷無し)で食べました。きゅうりを塩もみしたあと中華風ドレッシングに漬け込みんだものを、器に入れたそうめんにぶっかけます。具材に鶏の冷しゃぶ、刻みねぎもトッピング。ごま油とそうめんの相性がよく、これはこれで、美味しかったです。
今週のお題「そうめん」