LSSさんのブログ「 Little Strange Software 」で落ち物パズル制作の記事が書かれています。
このなかで「こんな感じ」として制作途中の落ち物パズルが遊べます。
特徴は以下のようなもの。
- 枠の縦はコマ11個分、横が7個分。
- コマは1個ずつ落ちてきます。色は9色。
- 落下中のコマは左右に動かせませす。
シンプルながら、絶妙な設定になっていると思いました。
爆発的に流行したテトリスと似たイメージですが、制作途中なので、今は積んだコマを消す方法はありません。これからルールを決めるとのことです。
でも、それゆえの面白さがあります。「どんなルールにすると楽しめるか?」は、解くのとは違う、創る楽しみを味わえる稀有なパズルです。「これをやらないという選択肢は無いやろ。」そんな台詞が聞こえてきそう。さっそくチャレンジしました。
まず、ポイントを整理
- 横がコマ9個分なら、単に1色ずつ積んでいく色分け作業になりそうなところ、7個分しかないので、2/9の確率で、邪魔な色が落ちてくるわけです。
- 理屈では積めるのは11個までですが、詰まって次のコマが出せないとゲームオーバーなので、実質、上に積めるのは10個までと考えていいでしょう。
- つまり、出現するコマは70個程。色の出現率が純粋にランダムなら、1色につき8個ほどの計算になります。
いろいろ仮想ルールで遊んでみました。
A.同じ色が〇個繋がれば消えるルール
a1.同色3個つながれば消える。
一番簡単で、ありがちなルールです。消せる回数が多く難度は低めでしょう。長く続けられそうです。その分、 飽きるまでも早いかも。
同色を3個つなげるのはちゃっちゃっとできました。14回分(42コマ)は消せました。内青枠の1回は、赤枠が消えた後で消せる分。同色のコマを積み重ねるのが基本で、サクサクできそうです。
a2.同じ色が10個繋がれば消える。
10個つなげるのは難易度が高くなります。縦に積める限界が10個なので、このルールを思いつきましたが、2列にすると、それほど高くない段階でクリアできそうです。
積み方にはある程度の思考や即断、運が必要で、パズル性やゲーム性はa1より高い気がしました。
2回分の記録をとってみましたが、ゲームオーバーまでに1回は積めるように思います。左側は2と4が早めに出現したら3回積めますが、運次第なので、仮に10個が消せたとしても、程なくゲームオーバーになるでしょう。
1回そろえることができたら、コマがすべて消えて、落下が速くなる第2ステージに突入というのはありかなと思います。
ちなみに各色の出現回数の統計も出しました。
ギリギリの70個まで 粘っても、繋げる色によっては10個にならない場合があるというのはゲーム性を高めそうです。ただ、逆にゲームというより単なる色の選別作業に感じてしまうこともありそうです。
a3.a1とa2の中間、5個で消える。
5個で消えるルールだと、3個より難しく、10個より易しいのですが、(まあ、その内つながるだろう )と淡々とできました。
悪く言えば、慣れてしまって惰性で続けられそうです。テトリスも、レベル99までいくと、タバコに火を点け、吸いながらやるミッションを課したことがあったなぁと思い出しました。
今のご時勢、タバコは良くないので、5個消し10回でクリアして次の6個消し10回のステージに進む等もありかなと思います。
B.何かの形ができたら消えるルール
b1.2×2、3×3の正方形ができると消える
思いの外、2×2を作るのが難しかったです。私の作戦ミスでしょう。狙い目のコマが出ないという運もあったと思います。
何とか2×2を作っても、コマが4個しか消えないのは割に合わないという感じです。2×2を作りつつ、3×3を目指すのはかなり大変で、できあがりませんでした。2×2を作れば、回りの4×4が消えるとかにすると、プレイ時間は少し長くなりそうです。
b2.3×3ができればクリア
最初の内に3×3ができそうな色を決めて集め、それ以外の色は流していく単純作業といった感じになってしまいました。
目当ての色以外は暇になって面白味ががくんと下がります。1回くらい3×3はできそうですが、それでクリアできても、第2ステージで飽きそうです。また、複数つくるというルールは難易度が高過ぎてあきらめてしまいそうな気がします。
当初、面白いかなと思ったルールですが、一番つまらなく感じました。
b3.コマの上下左右が全て同じ種類でかつ中央と違う
LSSさんのアイデアを試してみました。b2の3×3を作るよりは簡単そうです。ただ、コツをつかまないといけませんでした。
何回かやってみて、条件を6回達成することに成功。
これなら、達成する回数で次のステージに進むというアイデアも使えそうです。
ただ、LSSさんの言うように図形分の5マスが消えるというのは、作る苦労と得られる報酬がアンバランスに思いました。上の右の図でも、条件が揃うと消えてしまう設定だと、作れる回数は半減します。長く続けてやるのはかなり難度が高い気がしました。
下の角を消すために、条件の形ができると中央を含む3×3を消してしまうというのも考えましたが、それでも難しそうに思いました。
プログラミングできるって凄い!そして感謝。
以上、好き勝手に書いてきましたが私の感じとしては、a2とb3が面白いと思いました。
とは言え、私はプログラミングの難しさを知らない素人ですから、次のステージなんて簡単に言ってしまえますが、恐らく私が思う難しさを遥かに超えてそうな気がします。
なので、次のステージに切り替わるというより、ひとまず「ゲームクリア!おめでとう!」で終了し、次に挑戦したい人はこちら、という風に難度を変えたパズルを置くというのが、現実的かも知れません。
私のプログラミング経験は、本に紹介された構文?をほぼそのまま打ち込むくらいで終わっています。なので、条件に合わせてコードを組み替える大変さ、凄さがわかってないです。それなのに、思いつきのルールや条件を書いています。
失礼があったなら、お許しください。
でも、もし、この記事が何かに役立ったり、ヒントになるなら嬉しいです。
落ち物パズルゲームの仮想ルールでの遊び、楽しくできました。
あらためて、
LSS (id:little_strange)さん、
さじ (id:conasaji)さん
に感謝です。
ありがとうございました。