tn198403s 高校時代blog

「人生に無意味な時間は無い。ただ、その時間の意味を感じることなく生きているだけである。」この言葉を確かめてみようと、徒然なるまま、私の高校時代(1984.03卒業)の意味を振り返り綴るブログです。

私の部屋に貼った3枚のポスター、見覚えありますか?

中学・高校の6年間(1978年4月~1984年3月)で、私の部屋に貼ったポスターは3枚です。残念ながら、現物はどうやら捨てられたようですが、記憶を元に同じポスターを探してイラストにしてみました。元のポスターに見覚えがある人はいるでしょうか?

 

 

1.アイドル歌手のポスター 

1枚目は、学年誌『中1コース』(1978年)を年間予約すれば、万年筆と一緒にポスターがもらえると手に入れたはず、とあれこれ検索しましたが、それらしきものが見つかりません。学年誌の付録とは別のポスターだったかもと思い直し、私の記憶に近いポスターを探して発見。こんなのです。

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イラスト 1枚目はこんな感じのポスター

見たことありますか?

ピンクレディーです。

参照URL

松下電器/「ピンクレディー ナショナルラジオ ペッパー 販促ポスター2枚+販促カタログ5枚+販促チラシ5枚セット 」

説明によれば、1978年にナショナルから発売された薄型ラジオ「ペッパー」の販売促進用のポスターとのこと。時期的にはぴったりです。しかも、じっと観ていると、記憶にあるポスターにも「ペッパー」と書かれてように思えてくるから困りもの。記憶ってそこそこ憶えているつもりでも、けっこう不確かなことが多いです。

 

当時としては、肌の露出が多く、キラキラした衣装でした。勢いで貼ったものの、気恥ずかしくなってはがし、その後、旅行のお土産のペナント(三角形の旗)を貼っていたのを憶えています。

 

 

2.ワインのCMに合わせて作られたポスター

2枚目のポスターは、ポスターそのものより、手に入れるまでのことの方をよく覚えています。

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イラスト 2枚目は多分こんな感じのポスター

同世代の方なら、短歌でわかる人もいそうです。

サントリーワイン「レゼルブ」のポスターです。

CMでは、与謝野晶子の『乱れ髪』でも有名な短歌「やは肌のあつき血潮に触れも見でさびしからずや道を説く君」と映画『テス』で人気が急上昇していたナスターシャ・キンスキーを起用。

当時、注目していた女優だったので、どうしても欲しくなりました。酒屋さんの店頭に貼ってあるのを見つけては、店の中に入り、もらえませんかとお願いしました。

 

お酒の売り上げにはつながりそうにない高校生がいきなりやってきて、ポスターだけくれと言うのです。願いが叶うはずがありません。

ある店では、他の人がもらって行ったとのこと。同じ様な人がいた事が嬉しくもあり、先回りされた事が悔しくもありでした。もっとも私の願いをやんわりと断る方便だった可能性もありますが。

 

都会では、駅の通路などに貼られたポスターが盗まれるのは、人気のある証拠だとされ、ときには人に頼んで盗んでもらうなんて噂も耳にしていましたが、田舎の街です。すぐはがされるようなところにポスターは、まずありません。

レコード店などで店員のすきを狙ってポスターを盗む輩がいるとの話を聞いたこともあります。でも、私の場合、既に堂々と店に入り、名前と所属高校を名乗ってお願いしていたのですから、ポスターが無くなれば、真っ先に疑われます。

 

とにかくあきらめず、お店を2巡目していたとき、余りが無いか聞いてあげようと言ってくれたお店がありました。嬉しくて、翌日も訪れましたが、さすがに「まだだよ」と苦笑されました。呆れていたのかもしれません。手帳のメモによると、結局手に入れたのは1982年2月16日(火)。サッカークラブの練習の後、店を訪れ譲ってもらいました。「念ずれば通ず」ですね。

 

しかし、当初あれほど欲しかったポスターなのに、手に入れたことに満足してしまったのか、ポスターそのものの記憶があやふやなのです。ネット検索でテレビCM動画は見つかったのですが、ポスターはそのCMのキャプチャではなかったような気がします。

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ナスターシャ・キンスキーが窓に寄りかかり、その上に短歌があったように思うのですが、これまた思い違いの可能性もあります。何にせよ、部屋に貼ってあったのは短い間でした。

 

3.テクニクスCMからのポスター

3枚目のポスターは、高校時代にテクニクス(Technics)のCMに起用された女優。親に無理を言って、ステレオセットを買ってもらったときの特典だったと思います。 

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イラスト 3枚目のポスターはこんな感じ

イラストで、誰だかわかりますか?キャッチコピーは、「ハートの詩が聴こえるか。テクニクス。」ステレオの製品よりもヘッドフォンを着けて聴いている姿に焦点をあてたCMでした。神妙な表情で聴いている内、目にじんわり涙が溜まりついには流れ落ちるまでをじっくりと映した作品。

 

女優は薬師丸ひろ子です。ポスターは、そのCMのキャプチャのようでありながら、涙がこぼれる目が違っています。CMは左目、ポスターは右目です。薬師丸ひろ子の右目すぐ下にホクロがあり、涙がそれと重なっています。

CM動画はこちら。 

youtu.be

それまでアイドル的だった薬師丸ひろ子が女優として脱皮した風にも感じたものです。

 

ステレオの購入は、高2になる前、1982年3月でした。このステレオで、よくNHK-FMや「歌うヘッドライト」「走れ!歌謡曲」等を聞いていました。

さすがにすぐナスターシャ・キンスキーのポスターと貼り換えたわけではないですが、それほど長くはなかったはず。

 

とは言え、高3の時には兄の部屋が空いたので移動しました。その際、部屋に飾ったのはポスターではなく、100年カレンダー。これも記事に書いています。

 

そんなこんなで、3枚のポスターはどれも、そんなに長くは飾ってはいません。

あやふやな記憶も多いですが、記事にしようとするとそれなりの思い入れがあって、いろんなことが次々思い出されます。うん、青春してたなあ。

 

見覚えのあるポスターは、ありましたか?

 

 

今週のお題「わたしの部屋」

 

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<余談 学年誌 >

『中1コース』(1978年)の年間予約でもらえた万年筆は、金色の外装で、一見するとかなり豪華な感じがしたのですが、手にしてみると安っぽい作りで予想以上に軽かったです。使うこともほとんどなく、キャップで遊んだくらいしか憶えてません。

また、有名になる前のあだち充の漫画(タイトルを調べると「おひけェなすって!野球仁義」でした)が連載されてました。原っぱで生えている草の上部をくくり足をひっかける罠を作ったり、あいさつ代りにスカートめくりしたり等のシーンを憶えています。

 
当時の中学校の学年誌と言えば、『中1コース』(学研)と『中1時代』(旺文社)がしのぎを削っていた感じ。『小学校○年生』は小学館から。でも、小学校の頃は学研の『科学』・『学習』の方が印象強く、その影響もあって『中1コース』を選んだのかも知れません。
 
ただ、やがてどの学年誌も、少子化や紙媒体の減少などで、発行終了となってていくのでした。