受験シーズン真っ最中の、元気を取り戻す良い気分転換の2つ目は、カラー針金使った作品を作ってました。こちらは、前回紹介したボトルシップの蛙とは違い、現物はありません。
そこで、当時の記憶をもとにカラー針金の作品をあれこれ落書きしてみました。糸人間ならぬ針金人間、鉛筆立て、知恵の輪…。興味を持ったのは高2の時からのはずで、友人に知恵の輪を解いてもらったこともあります。でも、反応はイマイチでした。素材が針金なので、力が入ると、形がすぐ崩れてしまうのです。
ともかく、カラー針金は身近な素材だったので、ボトルシップの蛙でマッチを組むのにも大活躍でした。
そうそう、受験シーズンは、針金でやじろべえを作ったのでした。小学校の理科で私が習ったのより、重心の決め方が複雑になります。(※ 今は、小学校の理科でやじろべえを扱っていないらしいです。残念。)
さて、下の図が記憶を頼りに描いた、カモメ?のやじろべえ設計図。
設計図に合わせて作っても、このままでは、やじろべえにはなりません。重りをつけてバランスを整えてやる必要があります。重りに使ったのは、当時集めていた5円玉や50円玉です。穴が開いているので、引っ掛けるところを作ってやります。そして、試作品が完成。
両の羽の先に作った引っ掛けに、お金を吊るしてバランスをとっています。緑のカラー針金で作ったのですが、塩のキャップの青色と色の感じが似ていて、いまひとつわかりにくいですね。(※ 写真は設計図の向きに合わせて、左右反転加工)肝心の羽も、きちんと宙に浮いているかわかりにくいです。
高校時代の作品もこんな感じです。誰に見せる訳でもなく、自分で楽しむだけでしたから、見栄えはあまり重視していませんでした。
でも、これだけじゃ、せっかくブログに訪れてくれた人に申し訳ないので、もう少し丁寧に作ったのがこの作品です。細いスチール針金を使いました。
ただ、やじろべえなので、揺れるのです。それも左右上下に。なかなかうまく写真に収められません。ブレまくりな上にボケボケなので、動画で撮影してみました。揺れているのがわかるでしょうか?(故意に揺らしているのもバレバレですね。)
見栄えと、持ちやすさを考慮して、背中にハートのつまみを作りました。
作ってみるとすぐわかるのですが、重りをつける時のコツは、重さより、左右の羽の長さや曲がらせ方にあります。また、くちばしで止まっている(えさをついばんでいる)感じにするには、身体の上下を調整してやります。両翼だけではなく、首や尾翼の微調整でも感じが変わってきます。
あれこれバランス調整をしている内、この感じ!というのができれば、完成です。
癒されます。元気も出てきます。私だけかも知れませんが。
え?完成しても上下左右に揺れるカモメには見えないですか?
まぁ、完成したかどうかは、その人の感性に上下左右されそうです。
もっとも、カモメ?は、慣性で揺れてるのですけどね。
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<余談 5円玉と50円玉>
5円玉と50円玉をたくさん持っていたのは、地理の先生の話があったからです。
「海外では、穴の開いたコインが珍しがられて、ちょっとしたお礼にも、チップ替わりにもなる上、喜んでもらえる。」といった話を聞いてから、5円玉は独楽回しの紐に、50円玉はナイロンか何かの紐に通してちょこちょこ集めていたのです。残念ながら、何かの際に換金したのか、今は見当たりません。ただし、500円札はいくらか残っています。
今週のお題「元気の秘訣」