ボトルシップ(英語名 ship in a bottle)とは、口の細い瓶の中に、口より大きい船の模型が入っている置き物です。
修学旅行で浅草寺のお土産を選んでいる時、ふいに思いついたのです。小さくアンティークな蛙の焼き物と、小さな座布団。これをボトルシップ風に飾れないかーー。
挑戦したものの、あまりの難しさに断念していました。
失敗の一番の原因は、容量の大きい瓶を選んだこと。口が大きければ、作業時に針金などの可動域が広がる反面、使う針金が長くなる程、手のブレが生じて作業の難度が上がるのです。また、作品がある程度の大きさでなければ、見た目にも寂しいです。
手頃な小さい瓶が手に入るまで中断にしたのでした。
再度挑戦しようと思ったのは、手頃な瓶が手に入ったから。それも、1回目の本番受験した帰りに手に入れて、持って帰ったように思います。まだ試験が2回控えていましたが、気分転換もかねて作ることに。さすがに、ビンの中で船を作るのは大変ですから、マッチを組んで積み重ねていくにしました。その時の完成品がこれです。
下の方にBが隠れていますが「 BY KAME 」と作者名を書いています。
蛙と座布団にズームイン!
最初は、接着剤を使わずに、針金でマッチの軸を組み上げる練習をしてコツをつかみます。針金の先のひねり具合や、瓶の口に入れる角度、狙いの位置に置く練習をしました。その後、接着剤を使って本番。でも、接着剤を使った本番の方が、土台の崩れることが無い分、楽でした。
1日に5段くらいずつ組んでいましたから、はっきりした製作日ではなく、1984年2月と記して、下の方に組み込みました。完成した日は不明ながら、2月中に完成できたのは覚えています。
考えようによっては、受験シーズン真っ最中に何をしてるんだって話でもありますが、センター試験を含めれば試験期間は1か月半に及びます。ですからその間の、元気を取り戻す良い気分転換になりました。と言いつつ、他にも元気になるための気分転換は幾つかあったので、勉強と遊びとどちらがメインだったか微妙かも知れません。
今週のお題「元気の秘訣」