tn198403s 高校時代blog

「人生に無意味な時間は無い。ただ、その時間の意味を感じることなく生きているだけである。」この言葉を確かめてみようと、徒然なるまま、私の高校時代(1984.03卒業)の意味を振り返り綴るブログです。

効率的な学習は環境作り(睡眠の確保)とガンダム作戦

なるだけ学習効果が高くなる生活リズムを考えて、高校時代は朝型の生活にしていました。

 

 

朝型にした理由

発端は中学3年秋のテスト対策からです。受験の時は朝9:00頃から開始なのでそれまでに身体と頭をしっかり目覚めさせフル回転できるようにしておこうと考えました。中間・期末テストなどでの一夜漬け学習も、朝近くになると眠気が来て、肝心のテスト時間にぼ~っとしがちなので、一度寝てから、起きて学習をし、そのままテストに向かう方が効果的に思えました。その他、テレビをだらだら見ない、誰も起きていない方が集中できる等の利点があると考えたのです。

 

テレビの見方

中学時代の始め、テレビは両親の部屋にしかなく、チャンネル権は親にありました。どうしても見たい番組を精選して、その時間だけ見せてもらう形でした。テレビのロードショーで観たい映画がある場合等は就寝時刻をずらして観ることもありました。

その後、新しい大きなテレビを買った時、それまでの小さいテレビは兄の部屋に移動。観たい番組は事前に親や兄と交渉が必要なのは続きます。中学時代、テレビチャンネル権がなかったのは、学習環境にいい影響を与えていたと思います。 テレビをつけっぱなしにして、その横で勉強するという習慣は無かったです。今、考えると、これは時間を有効に使うのに役立っていた気がします。もっとも、その分、ラジオやカセットテープ流しっぱなしでした。それはまた別の話。

 

睡眠のとり方を考える

中学時代にテレビで知った情報です。睡眠のサイクルは約90分で少なくとも3回は繰り返した方が良いそうです。ナポレオンの1日の睡眠が3時間と言われていましたが、実質昼寝で90分とっていたとも聞きました。ただ、長期間の生活リズムと考えると、できれば5回サイクル(7時間半)、それに加えて睡眠に入るまでの30分程のロスを見越し、余裕を持って計8時間が理想とのことでした。

 

しかし、受験生で睡眠8時間なんて長過ぎと中学校の先生から宣告さていれました。素直だった私がそこから考えたのは午後9時就寝、午前4時起床の睡眠7時間でしたが、9時に寝るのは難しく、大抵は、午後9時半頃に寝ていたので実質6時間半。4サイクルとロスの時間です。定期試験や模試前となれば2時起床ということもありましたが、4時間半寝れば、その日一日は何とかなるという感じになっていました。

 

ガンダム作戦

高校入学後も睡眠時間を度外視して眠気と戦いながらテストを受けるよりは、断然朝型の方が効率的に思えたので、なるだけそのリズムの維持に努めました。

 

しかし、思わぬことに平日の朝6時~6時半まで『機動戦士ガンダム』のTV再放送が始まったのです。全話をきちんと観ていなかった私にこのチャンスを逃す手はありません。私の高校時代、兄は会社の寮で生活するようになっていたので、兄の元部屋は自由に出入り可能。番組が始まる時刻にはテレビの前に座っていました。 

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睡眠のとり方と休み方を工夫して学習効果を上げる

ただ、朝6時は、父親が朝の支度を始める時刻でもありました。私がアニメを観るために早起きをしていると思われるのは心外だったので、その旨を話し、アニメが終わればすぐに自分の部屋に戻るようにしていました。そして時折、仕事に行く前(7時過ぎ)に私の部屋を覗く父に、学習している姿を見せて安心させるまでが私の『ガンダム作戦』でした。父が出社して、ふぅと一息ついていた感じでした。

 

ガンダム作戦の効果

ガンダム作戦は、今なお役に立つことがあります。仕事や講習のときに(ひとまず休憩まで頑張ろう)と思う人は多いですが、(休憩が終わるまで頑張ろう)と思う人は少ないように思います。休憩が終わった後、すぐに仕事に戻れない人もいる中、予定通り仕事に戻るまで気を抜かない方が、効率的に休めるるし、周囲の評価も上がる気がします。休憩時間にやるつもりだったことの抜かりや、(あ~、休憩は短かいな~)とマイナス気分で仕事に戻ることも少なくなります。

 

それだと気分的に休まらないと考える人もいるようですが、休憩は仕事の効率を上げるための一時的な仕事の中断であって、気分的にゆったりするのは、仕事終了後。せめて休息時間までは集中を持続すると決め込んだ方が、気分的には楽な気がします。もっとも、いつもいつもそんな風にはいられませんが、今は大事な時と思うときだけでもやる効果はあると思います。

 

意外と休憩直後というのは、軽い前置きがあること珍しくありません。講習などでは、「休憩時間に気がついたのですが」とか「休憩前の内容を少し振り返ってみます」とかの話があることも。ガンダム作戦発動中だと、この話を余裕で聞けるのです。そうでなければ。慌てて学習モードに気持ちを切り替えないといけません。この差は結構、大きいです。

 

自分に合う休み方で生活リズムを見つける

こんな風に、私には 朝型学習とガンダム作戦が合っていたように思いますが、誰にでも効果的な方法かどうかは不明です。ただ、効果的に学習や仕事をするリズムを考えるためには、効果的に休むことを考えることは大切だとは思います。

休む場合、

・頑張れるだけ頑張ったら、後はゆっくり休む。

これで、うまくいけばいいのですが、大抵の場合、

・どれくらい休めば、次のことに取り組めるか

を考えておかないと上手く進みません。

休憩と休息、平日の休み方と休日の休み方、何か大きな区切りの前と後の休み方、そうした休み方の違いを意識して、どう休むかと、どう学習や作業に戻るかを合わせながら生活リズムを考えると良いように思います。