高校の美術で、7本の直線をつかって絵を描くという内容の課題がありました。メッセージがある、何を描こうとしたのかがわかる絵という条件があったような気がします。他にもルールがあったと思いますがはっきりしません。色は付けられませんが、鉛筆でトーンを描き込むのはOKでした。
実家に帰省した折、高校時代のスケッチブックを見つけ、それを元に描いているので、かなり忠実に作品を再現しました。
あれこれ考えて、最初に描いたのがこんな感じ。
しかし、「アイデアはわかるけど、これじゃ、線じゃなくて面になりますね。」と言われ、ボツ。
ならばとその次に作ったのが、こんな感じ。
1本の線が壁に当たって2本に、更にそれが壁に当たって4本にというストーリー。線の太さを変えるのではなく、線の本数を変えたところ、これはOKでした。
一番のお気に入りがこれ。
迷宮の一部分を描きました。ただ、これは自力で考えたというより、ヒントがあったように思います。授業を受けていた他の人の作品を先生が紹介してくれたのです。
こんな感じの作品でした。
これは凸だったので、凹の形にしてみようと考えたのです。
授業の終わりだったか、「直線で曲線を描くこともできるのですよ。」と説明してくれたのが、こんな感じ。直線を7本描き、その上に円を描いて、はみ出た部分だけ残すという描き方でした。
なるほどなぁ、と思いつつ、でも、直線が7本だとちょっと無理があるように感じたのを覚えています。ちなみに倍の14本だとこんな感じ。
それはともかく、限られた条件の中でも柔軟に思考してみる楽しさみたいなものは感じました。ちょっとパズル的だったせいもあり、印象に残る授業の一つになっています。
なお、数字の7を象ったこの作品は、高校の授業で書いた作品ではありません。何かの暇つぶしの際に思いつきました。
こういうのも、ちょっとした頭の体操に良いかもしれません。