tn198403s 高校時代blog

「人生に無意味な時間は無い。ただ、その時間の意味を感じることなく生きているだけである。」この言葉を確かめてみようと、徒然なるまま、私の高校時代(1984.03卒業)の意味を振り返り綴るブログです。

tn12.氷菓「宇治金時」(宇治抹茶のミルク金時)で得られる5つの効果

今週のお題「わたしのイチ押しアイス」。

実は、ここで紹介するアイスが高校時代のものだったかは、記憶があいまいです。ネットでも調べましたが、確証は得られず。いいや、多分ってことで。1980年代前半の商品でなかったらごめんなさい。詳しい話を知っている人がいたら教えて欲しいです。幾つかの記憶が混じってる気もします。

 

「抹茶ミルク金時」を初めて食べたのは、近所のお好み焼き屋さん。抹茶は好きでしたが、お湯をつかって点てる物というイメージがあって、かき氷に抹茶なんて・・・とずっと思っていました。でも、ミルクティーなら飲んだこともあるので、抹茶とミルクも意外と合うかも。さらに金時≒あんこです。抹茶にあんこを使ったお菓子は定番の組み合わせでもあります。しかし、あんことミルクはどうなんだろう?

 

それなりの値段なので、注文するのにかなり悩みましたが、食べてみて良かった。新しい味覚の扉が開いたような感じでした。しかし、やはり高校生には値が高く、再々に注文することはできませんでした。

 

そんなときに、見つけたカップ入りのかき氷。抹茶と、ミルク(バニラアイス)とあんこがセットになった至極の逸品です。飛びつくように買いました。夏の間は毎日のように買っていたと思います。宇治抹茶のミルク金時。商品名は「宇治金時」だったようです。氷菓です。

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ネットで検索していると、蓋が透明でない物もありましたが、よく食べていた当時は、蓋の中央部が透明になっていて、抹茶とバニラアイスとあんこが見えていました。というか、見えていたから飛びつくように買ったのです。近所の酒屋さんで見つけたはずなので、高校時代だったと思うのですが、もしかしたら別の記憶と入混じって、勝手に高校時代の記憶と思い込んでいるだけかも知れません。

 

記憶とぴったりの画像が見つからず、似た画像を参考にしてイラストにしてみました。でも、当時バーコードなんてあったかなぁ?「MEIJI」のロゴもあったっけ?自信ないです。

 

食べ方も楽しめました。周りの抹茶のかき氷は、蓋を開けたばかりだとかなり固いです。木のさじでざくざく崩そうとしますが、簡単には崩れません。待ちきれずに、やわらかいアイスの部分をちょっとすくって、先にペロ。ん~、冷たくておいし♪。で、また抹茶部分をざくざく。でも、まだまだ固いです。また待ち切れず、今度はほんの少しあんこをペロ。ん~、甘~い♪で、またざくざく。またまた待ちきれずに、今度はアイスとあんこを少しずつとって、ぱく。ん~、冷たくて甘くておいし♪で、ざくざく。

 

この頃には、手の体温も手伝ってくれて、抹茶の氷がぽろぽろっと弾かれてきます。それをすくってぱく。おぉ、冷た~~い!そして、先程のあんことアイスの甘さをリセットしてくれるような、抹茶の苦味。苦味を美味しいと感じられるのは、ブラックコーヒーを飲むようになったおかげでしょう。既に抹茶の苦味も好きになっていました。

 

さて、抹茶も参戦して、めでたく、あんこ(Anko)バニラクリーム(Banira)茶(Cha)で、ABCそろい踏み。三つ巴の戦い?いや戦いじゃないですね。調和です。そう、味覚の三重奏の始まり!

※なお、バニラの本当の綴りは、Vanilla。

時間差で三つの味を楽しんだり、口の中で味を混ぜたり…。ABCの組み合わせをそれぞれ検証しながら味わいます。A、B、C、AB、AC、BC、ABCの7通りあるのですが、量の配分を変えることで、味の変化も楽しめます。ま、最後の方になると、氷も解けて、ABCがごちゃ混ぜになるのは、お決まりです。そしてお終いには、カップを口に当て、抹茶をすするように、味覚の三重奏を飲み干します。

 

ここで、宇治抹茶のミルク金時かき氷 5つの効果をまとめてみます。(1)味覚を研ぎ澄ませる三色が蓋から透けている芸術性。(2)氷が崩れるのを待ち切れなくても、あんこ、バニラの味を先に楽しめるお得感。(3)抹茶の氷を崩すことで得られる達成感。(4)味覚の三重奏としていろんな味わい方ができる多様性。(5)最後に抹茶をすするが如く飲み干す満足感。

 

何とも贅沢な一品でした。

 

 

今は生産終了になっているみたいです。幾つかの店に行きましたが見当たりませんでした。明治のホームページを見てみると「 宇治金時 65ml × 6本入り」が売られているようなので、これが後継に当たる商品かも。でも、後継の商品に、こうした5つの効果が得られる面白味に欠けるのは残念。復刻してほしい一品です。