文化祭の時、当時将棋部(正課クラブ)だった私は、顧問の先生に呼ばれて、「将棋部で教室を借りたから、何か企画して。」と頼まれました。そうは言っても、教室で将棋に関する何かをやって、大勢で盛り上がるような案は浮かばず、結局、幾つかの机を向かい合わせに配置し、駒と盤を置き、自由対局場としただけでした。ところが、それではあまりに芸がないとのことで、黒板に貼りつける対局説明用の盤と駒も活用するように言われました。それで、何問かの詰将棋を用意することにしたのです。
その内の一つがこれ。この問題は高校時代に私自身で考えたものです。かなりシンプルな駒の配置なので、既に同じ問題があっても不思議ではない気もします。とは言え、詰将棋の基本的な手筋も入っているので自画自賛ながら、お気に入り。ちなみに、この問題のタイトルは「パックマン」。難易度は低めなので、興味ある方は解いてみてください。タイトルの意味が伝わると嬉しいな。
記憶を辿ってみると、当時は、けっこう将棋を指していました。先輩や、クラブ仲間、兄や親戚。「遊び1.アーケードゲーム」にも書きましたが、アーケードゲームでも結構やりました。勝ち進むと、駒落ちで対戦することになるのですが、慣れる内、飛車角桂香落ちでも勝てるようになりました。今のPCソフトでは、難易度を高めにすると、まず勝てません。将棋のプロや名人でもAIに負けるくらいですからね。
また、当時、何人かの人とは、盤も駒も使わず口頭だけで戦う「目隠し将棋(現在の呼び名)」もやってました。でも、記憶や手の抜かりで、きちんと終局できないことも多く、一局がきちんと成立したら二人して「最後までできたなあ。」とちょっと嬉しくなる感じ。
大学時代には、一局の最初から最後まで、大抵の場合は再現できるようになった頃が、実力的にはピークだったと思います。正式な検定は受けてなかったのですが、よくて3級くらいと有段者からは言われてました。もっとも、今は、かなり力も落ちていると思います。
※ この記事は、以前に公開していたものを再編集しています。
<答え>
▲5一飛 △同玉 ▲3三角 △5二玉 ▲4二角成
まで、5手詰め。